関口存男関連の研究一覧
関口存男および関口文法に関連した研究の一覧です。
ドイツ語学研究
ドイツ語学研究は大阪大学名誉教授の細谷行輝氏が主宰していた関口存男の主著『冠詞』を読む研究会出会った冠詞研究会で発行していた論文集です。研究会では不定期ですが、『ドイツ語学研究』BEITRAEGE ZUR DEUTSCHEN SPRACHFORSCHUNGという冊子を発行していました。
1巻(1989年)
- 冠詞雑話 ーとりとめもなくー 真鍋良一
- 定冠詞の大別と「規定」の様式 菅谷泰行
- 関口『冠詞』第一巻における付置規定と定冠詞について 山取 清
- 「冠詞論」にも「齟齬」が認められるか? ー関口文法発展の二つの可能性ー 佐藤清昭
- 語感分析方法論研究 ー意味形態論的アプローチー 細谷行輝
2巻(1990年)
- 真鍋良一 冠詞雑話(2)
- 有田潤 冠詞説明の順序
- 菅谷泰行 「通念」の定冠詞用法-素朴全称概念を中心に-
- 山取 清 関口『冠詞』における通念の定冠詞-特に素朴全称概念・純粋理念・類型単数としてみた通念について-
- 羽根田知子 通念における個と概念の同一視について
- 細谷行輝 冠詞の根本原理(一)
3巻(1991年)
- 真鍋良一 冠詞雑話(3)
- 有田潤 「~といって」の補足 ー関口説への1つの疑問ー
- 菅谷泰行 間接規定と定冠詞
- 山取 清 関口『冠詞』における形式的定冠詞 ー語の名詞性からみた定冠詞の機能についてー
- 細谷行輝 冠詞の根本原理(二)
4巻(1992年)
- 真鍋良一 冠詞雑話(4)
- 有田潤 主題を表すmitとum
- 山取清 紹介導入の不定冠詞と評辞-名詞の名詞性と達意眼目の問題を中心に-
- 菅谷泰行 普遍妥当命題と「質の含み」の不定冠詞
5巻(1993年)
- 真鍋良一 冠詞雑話(5)
- 有田潤 直接引用考-関口説の問題点-
- 菅谷泰行 「掲称」からみた無冠詞の用法-関口の「高踏」と「反射」の視点-
- 山取 清 無冠詞の意味形態-掲称適語局と類語の対立-
6・7巻(1996年)
- 真鍋良一先生追悼号
- 年譜
- 小学生の頃の作文
- ユダヤ人救済者名簿の記事
- 桑原草子 先生の思い出
- 佐伯禎明 真鍋先生と私
- 有田潤 回想・真鍋良一先生
- 細谷行輝 真鍋先生の思い出
- 真鍋良一 語学雑話
- 有田 潤 法と話法
- 有田 潤 『関口存男著作集』へのパレルガ
- 瀧田恵巳 規定詞としての形容詞について
- 山下 仁 独作文における冠詞用法の考察
- 菅谷泰行/有田潤/山取清/山下仁 関口存男著『冠詞』の要約
8巻(1998年)
- 有田 潤 関口ノート解読の試み
- 上田 弘 ドイツ語冠詞に関する一考察-関口存男の冠詞論を中心に-
特別号(1998年)
- 細谷行輝 言語情報処理の実際 ードイツ語辞典の見出語から、かな発音を生成する試みー
9巻(1999年)
- 有田 潤 3種の意味形態
- 寺門 伸 言語研究方法論としての意味形態論ー関口存男がめざしたものー
- 佐藤清昭 関口存男に関する研究文献リスト
10巻(2000年)
- 菅谷泰行 「語感」と意味形態論-Grossarのための下準備-
- 佐藤清昭 関口存男による前置詞の意味分類-「激突急停止のin」(ほか)と「前置詞論」-
11巻(2004年)
- 佐藤清昭 Esによる「文の非人称化」
- 寺門 伸 関口文法二段階発展説
- 山田善久 曖昧性と言語処理
- 山下 仁 ドイツ語教育における言語ゲームと意味形態
12巻(2013年)
- 細谷行輝 有田先生の思い出
- 佐藤清昭 「話(わ)Sprechenの文法」としての関口文法
- Shin TANAKA “Kanshi (Artikel)” und Aspekt
- 高橋亮介 関口文法と語彙意味論的手法との接点
- 内堀大地 もう一つの意味形態
- 柳田亮吾 批判的談話分析から見た「通念」の定冠詞
- 山下仁 有田潤先生のこと