関口文法関連書籍
関口存男および関口文法に関連した研究の一覧です。
日本語
関口存男の文法理論に関する専門書が出たのは歿後数十年を経てからです。それまでは論文ベースの発表や書籍の一部で紹介する、といった形でで多く発表されていました。
書籍でのまとまった紹介は牧野紀之による1987年の『ドイツ語学の研究』が嚆矢でした。2025年1月現在、緑内障での視力低下や認知能力の低下などから、牧野さんは老人ホームに入られているようです。『関口ドイツ文法』を上梓されたのは特筆すべき業績だと思います。
- 牧野紀之(1987)『関口ドイツ語学の研究』
- 池内 紀(2010)『ことばの哲学 関口存男のこと』青土社
- 牧野紀之(2013)『関口ドイツ文法』未知谷
- 細谷行輝, 山下仁, 内堀大地(2016)『冠詞の思想―関口存男著『冠詞』と意味形態論への招待』三修社
- 佐藤清昭(2021)『ドイツ語「関口文法」へのいざない 第1巻 関口存男の言葉』三修社
- 佐藤清昭(2024)『関口 ドイツ語主要前置詞辞典 (ドイツ語「関口文法」へのいざない 2巻)』三修社
ドイツ語
『意味形態を中心とするドイツ語前置詞の研究』の独訳版です。
『独作文教程』の独訳版です。本書が出たときは、ついに『独作文教程』の回答が出た、と話題になりました。(『独作文教程』には答えが載っていません。)
『関口文法と現代言語学』(未邦訳)です。関口文法の現代的意義について書かれています。